QITFについて


設立趣旨

量子インターネットは、他の技術に代え難い、来るべき量子前提時代を支える情報通信インフラです。量子セキュリティや、超正確な時刻同期、宇宙望遠鏡の超高精度化、秘匿量子計算、分散量子計算など、情報分野で重要かつ波及効果が期待できる利用方法が提案されており、通信量を指数関数的に削減できる問題が存在することも判明しています。空間を超えて量子情報の恩恵を最大限活かしていく分野が量子インターネットであり、次世代インフラとして着実に研究開発を進めていかなければなりません。地道な理論的・実験的研究の先に、量子インターネットの恩恵の世界が広がっています。

量子インターネットの恩恵は大きい一方で、実現には量子中継と呼ばれる技術を確立する必要があり、大きなハードルがあります。また、情報通信分野は、物理・工学から情報理論・ネットワーク理論・ソフトウェア工学まで様々な技術の異分野集合体です。量子インターネットの実現には、これらの分野の専門家を一堂に会し、全分野で学際的に協力して研究開発を進め、困難を打ち破っていく必要があります。

そこで、様々な機関や領域で活動している研究者、開発者、支援者など、量子インターネット技術の確立・実現、さらには産業的エコシステムの創出を目指す人々が協調して活動していくためのタスクフォースを設立します。量子インターネットタスクフォースは現行のインターネットの歴史を鑑み、技術の多様性や相互接続性を大切にしながら、その活動を通じて量子インターネットによる未来の情報社会を目指します。

量子インターネットタスクフォースでは、共に研究開発できる仲間を集め、協力して、共通知識基盤の整備や普及、全レイヤーの研究開発の方向性のとりまとめを行います。また、全レイヤーを含むテストベッドの作成を目指し、それを通して標準化や社会へのコミットメントなどを実行していきます。研究開発の促進にあたり、現行のインターネットの専門家や研究開発組織、国外機関との積極的な交流、共同研究も推進していきます。


量子インターネットホワイトペーパー

さらに詳細については、量子インターネットホワイトペーパー「“The” 量子インターネット -この宇宙の物理法則に許されるサイバー空間の極致- 」を御覧ください。

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沿革